これまで現役のプロプレイヤーを講師にお迎えしたレッスン会を数回開催してきました。
その際に聞こえてくる「同い年のダーツプレイヤーがいることがわかって楽しかった!」「新しい友達ができて嬉しい!」という声。
そこで今回は、レッスンではなく『交流会』として、同年代の子どもたちが一緒にダーツができる機会を設けてみました。
4時間という限られた時間でしたが、参加者全員が充実した時間を過ごせたようです。
その様子をお届けします!
ダーツで広がる仲間の輪
今回は中高生約20名がイベントに参加。中には友人が参加すると聞いて一緒に来てくれたダーツ歴1か月未満の方もいました。
しかし、今回はダーツの上手さやダーツ歴は重要ではありません。 今回の目的は、同年代の仲間と一緒にダーツを楽しむこと!
スキルアップを目指す練習プログラムや実践を意識した試合を行いながらも、随所には遊びの要素を取り入れました。
まずは自己紹介から始まり、ウォーミングアップとしてカウントアップを実施。
カウントアップは、ダーツの基本ゲームのひとつで、入った得点を加算していくシンプルなルールです。
「どこら辺にすんでるの?」
「○○なら一緒に投げれる!」
「めっちゃ上手だね!コツ教えて!」
と和やかに会話を楽しみながらも、自分の番が来ると表情が引き締まり真剣に投げる姿が印象的でした。
さすがは若きダーツプレイヤーたち! 最高得点は779点で、大人顔負けの実力を見せてくれました。



ウォーミングアップが終わると、練習プログラムに入っていきます。
交流を最大の目的としたイベントだからこそ、練習もペアを組んで行います。
今回は、普段の大会や練習と違い、ダーツライブマシンに搭載されているパーティゲームとプラクティスメニューを活用し、楽しみながらスキルアップできる内容で実施しました。

〇ハーフイット
持ち点40からスタートし、ラウンドごとに指定されたナンバーにヒットすれば加点。3本とも外すと持ち点が半分になってしまう。
狙う技術が鍛えられるゲーム。ミスをすると半減というプレッシャーに耐えなければならないため、ダーツに大事なメンタルも鍛えることができるんです。

〇シュートアウト
「ヒットしたナンバー」×「開いたエリアの数」が得点になる。後半になるほど高得点のチャンス。ただし、1度ヒットしたナンバーは次からは無効。
ハーフイットと同じく狙う技術が重要なゲーム。どこを狙うかは、自分のエリアの数や相手の空き具合を見て計算しなければならず、算数脳も鍛えられるんです。

〇ビックブル
ルールはカウントアップと同じだが、トリプルの内側がすべてブルとなる。内側のシングルとシングルブルが50点、ダブルブルはSUPER BULLで70点。
ブルのサイズがアップ! まずはすべてをビックブルに入れれるように練習しよう!
部活動や自宅など、普段ダーツマシンを使って投げる機会が少ない方もいるため、初体験のゲームにワクワク!
どれも1人~8人で楽しめるゲームとなっているので、皆さんもぜひ日頃の練習に取り入れてみてはいかがでしょうか?


点数が高かった方にはささやかなプレゼントもご用意しました🤭
スポーツダーツグッズが好評で嬉しいです。
普段の練習と違って、みんなでわ~!って言いながらプレイするのが楽しかった! 「ハーフイット」と「シュートアウト」はやったことがなかったです。でも、面白いし練習になるし、今度一人の時もやってみようと思いました!
そして、最後は実践をふまえた練習試合。
ランダムで4人1組のチームを作り、団体戦を行いました。対戦フォーマットは以下の通り。
①ダブルス301
②ダブルスクリケット
③トリオス501
④トリオスクリケット
⑥シングルス501
チーム内は、今日が初めましての人がほとんどです。それでもリーダーとなった方が積極的にコミュニケーションを取り、チームをまとめてくれました。



作成会議中の各チーム。
年齢も、ダーツ歴も、レベルも違う4人ですが、話し合いながらオーダー表も自分たちで考えていきます。
オーダーめっちゃ悩んだ! トリオスってやったことない人がほとんどだし、上手い人をどう配置すればいいのか、作戦はどうすべきか本気で頭を使いました(笑)
ダブルスもトリオスも初体験。そもそも対戦形式自体そんなに経験がないので楽しみ!



ダーツ経験が数回の初心者から毎日数時間投げているような方まで、幅広いレベルが混在する中での試合となりましたが、どのチームも接戦を繰り広げ、最後まで全力で楽しむ姿が見られました。
自然と生まれたチームワークとチームメイトと喜びを分かち合う笑顔が印象的でした。



切磋琢磨できる仲間と出会い、成長の機会を。

無事に終了したU-18ダーツ交流会。
イベント終了後も「まだ投げてても良いですか?」「何時までここにいていいんですか?」とキラキラした目で質問する参加者の姿から、充実した時間を過ごせたことが伝わってきました。
ダーツは個人競技。一人でも十分楽しめるスポーツです。
しかし、こういった同じ趣味を共有できる仲間と一緒にプレイすると、また違った楽しさに出会え、成長できるのではないかと思います。
今回も、普段は一人で家で投げている方、固定の友達としかプレイしたことがなかった方、他県から2時間以上かけて参加してくれた方…など勇気を出して参加してくれた方がたくさんいました。
そういった方々に、新たなダーツの面白さをお伝えすることができたのではないかと思います。
今まで一人でひたすら投げるダーツしか経験がなかったんです。ダブルスも初めてやらせてもらいました。友達もできたし楽しかった!
はじめてこういうイベントに来たけど、すごい楽しかった。これまでは遊びでダーツをやってるぐらいだったけど、ちゃんと戦えて嬉しかった。もっと上手くなろうと思えました。
特定の人としかダーツしたことなくて、同年代でこんだけダーツが好きな人がいるんだって認識できたし、友達も増えたし良かったです。
同じ年齢で自分と同じようにダーツを好きな人を見て、今後ももっと頑張ろうってモチベアップにつながりました。
素敵な感想をたくさんいただき、嬉しい限りです。
これからも、技術の上達を目的としたレッスン会、同世代の交流を目的とした交流会、どちらも定期的に企画していきます!